こんにちは!大嶋こーすけです!
1学期の期末テストが終わると、いよいよ夏休みがやってきます。
受験生にとっての夏休みは「天王山」とも呼ばれていて、「夏を制する者は受験を制する」なんて言われていますよね。
そうですよね。
とにかく夏休みが大事なんだ!って言われても、やるべきことがわからなかったら、何もできません。
そこでこの記事では、普段塾を運営していて皆様からよくいただく質問に答えるような形で、「高校受験に合格する受験生の夏休みの過ごし方」を紹介します。
・受験に合格する受験生の夏休みの過ごし方
夏休み中はどんな勉強をすれば良いのか
・1日に必要な勉強時間がどれくらいか
・夏休み中に遊びに行っても良いかどうか
高校受験生の夏休みはいつから?
そうですね。
夏休みは、7月20日前後にある終業式が終わったその瞬間から、始まるものかもしれません。
しかし、高校受験生にとっての夏休みはもう少し早くから始まります。
受験生の夏休みは、1学期の期末試験が終わったその瞬間から始まる。
内申点に関わる大切な期末試験も終わって
「夏休みまで遊べるぞ〜!」
なんて思っている高校受験生は、とても多いです。
しかし、実際のところ、高校受験生にそんな余裕はありません。
期末試験が終わったその瞬間から、高校受験に向けて勉強を始める必要があります。
それに、「ちゃんと勉強するのは夏休みになってから」なんて言っている人は、夏休みになっても勉強を始めません。
期末試験が終わってからダラダラして、そのまま夏休みに入ってもダラダラしてしまい、勉強のスイッチを入れられないのです。
私はこれまでそんな受験生たちを何人も見てきました。
高校受験生にはダラダラと余裕をこいてる暇なんてありません。
期末試験が終わったその瞬間から受験生の夏休みは始まっています。
もし期末が終わってダラダラしてしまっている人がいたら、今すぐにスイッチを切り替えて、受験勉強を始めましょう。
安心してください。
以下で、受験生が夏休みに何をするべきなのか、超詳しく紹介します。
夏休みから勉強始めても手遅れじゃない?
夏季の面談になると、このような質問を沢山いただきます。
結論からお伝えすると、全然手遅れではありません。
夏休みの途中まで部活がありましたが、大会の待ち時間に部員と顧問の先生で、歴史の問題を出し合うくらいには気合いが入っていました。
しかし、夏休みになっても勉強を始めなければ、どんどん手遅れになる可能性が高まります。
私の周りでも、夏休みになっても受験勉強を始めないで遊んでいた人がいましたが、彼らのの殆どは第一志望の高校に落ちていました。
夏休みの間は何をすれば良いんですか?
保護者の方からも生徒さんからも一番いただく、この質問にお答えしましょう。
ズバリ「復習」です。
夏休みは、学校の勉強が1ヶ月以上も進まない貴重な期間です。
この期間に、これまでの勉強でわからなかった部分を、徹底的に復習しましょう。
とにかく復習命!
大抵の受験生ならば、絶対にわからないポイントや忘れているポイントがあります!
どこに、知識漏れがあるのか、徹底的にチェックしましょう。
どうやって勉強すれば良いんですか?
これまで本格的な勉強をしたことがないから「どうやって勉強を進めれば良いのかわからない」と悩んでいる方は、とても多いです。
私がおすすめしている勉強の進め方は以下の通り。
- 知識のインプット
- 問題演習
- 答え合わせ
- 【超重要】解き直し
たったのこれだけ。
夏休み中の復習に限らず、受験勉強は全て、この流れで勉強するのが基本です。
解説を読んで、間違えた問題の解き方を理解し、どのような順序で正解に導くのかを、必ず把握しましょう。
「問題を解いたら丸つけをして終わり〜」という生徒さんを、よく見かけますが、それでは成績は絶対に伸びません。
自分の間違えた問題の解説を熟読し、2度と間違えないように解き直すことで、初めて自分の力になります。
「解き直しに一番時間を使ってるんじゃないか」ってくらいに、重要視してあげてください。
それは、「絶対にわかる問題は解かない」ことです。
極端な話、中学生が「九九」の勉強をいくらしても、成績は絶対に伸びませんよね。
問題演習をしていても「自分ならこんな問題絶対に正解できる」というものがいくつかはあるはず。
もしそのような問題に当たった場合は、ガンガン飛ばしちゃってOK!
受験を勝ち抜くためには、勉強の質も大切。
わかる問題に大切な時間を使うよりも、わからない問題のみを着実にクリアすることで、効率良く実力が伸びますよ。
過去問って早く買ったほうが良いですか?
夏休みの時点で過去問を買っておくことは、良いことで。
しかし、本格的な過去問演習はまだ早いので、やらなくてOK。
その理由は、入試には「3年間の知識を総合したレベルの問題」が出題されるから。
1年生レベルの問題・2年生レベルの問題・3年生レベルの問題、がそれぞれ出題されるわけではありません。
全ての問題に「1〜3年生の知識が必要」というイメージ。
そのため、まだ2学期の勉強を全くしていない夏休みの時点では過去問に挑戦しようとしても、全然解けません。
とにかく夏休みの間は1・2年生の復習に集中しよう!
遊びに行っちゃっても大丈夫ですか?
この質問もよくいただきます。
保護者の方としては「少しも遊ばせてはいけない!」と思う方もいるかもしれませんね。
しかし私としては、以下の2つのポイントを抑えてくれる分には、夏休み中に遊びに行っても良いと考えています。
①遊びに行く日でも、いつもの半分以上の勉強時間は確保する
②遊びに行くのはどんなに多くても週1回まで
夏休み中に遊びに行きたくなっても、以上の2つは必ず徹底しましょう。
私は母親が厳しく、遊びに行くことが禁止されていたので、夏休み以降どこかに遊びに行くことは1日もありませんでした。
ただ、生徒さんによっては、部活もなくなっていきなり毎日遊ばず勉強、はストレスになってしまいます。
たまには、気晴らし程度にどこか遊びに行く機会も必要です。
なので、上記の2点を徹底した上で、適度に遊ぶようにするのもおすすめですよ。
大嶋先生は夏休み何時間くらい勉強していましたか?
私は、1日6時間(塾を除く)勉強するようにしてました!
これまであまり勉強をしてこなかった人からすると、1日6時間勉強するってとても大変なことに思えるかもしれません。
しかしこれが、結構簡単なんです。
仮に朝9時に起きた場合「10〜12時」「14〜16時」「19時〜21時」に勉強すれば、6時間確保できます。
「1日6時間って想像以上に短いんじゃないか?」
そう思った当時の私は、1日6時間勉強することを目標とし、調子が良い時はそれ以上の時間、勉強していました。
もちろん、長時間勉強することが目的となってしまってはいけません。
時間の確保も大切ですが、質を確保することもそれ以上に大切ですよ。
友達と勉強しても大丈夫ですか?
1人で勉強するのは辛い部分もあると思うので、友達と勉強したくなる気持ちはよくわかります。
しかし私は、友達と勉強するのをおすすめしていません。
友達と一緒に勉強を始めると「いつの間にか雑談メインになっている」ことがしょっちゅうあるからです。
しかし、友達が話しかけてくることが多くて全然集中できなかったので、それ以降は1人出勉強するようにしました。
どうしても友達と勉強したい場合は、図書館や塾の自習室など、おしゃべりが禁止されている空間でやることがおすすめですよ。
最後に
今回は、高校受験に合格する受験生の夏休みの過ごし方を紹介しました。
今回の内容をまとめると、以下の通り。
1学期の期末テストが終わった瞬間から。
全然手遅れじゃない!でも夏休みに受験勉強を始めないと、どんどん手遅れになる!
1・2年生の復習。
知識のインプット→問題演習→丸つけ→解き直し
早く買っておくのは良いことだけど、本格的な過去問演習は始めるべきではない。
①いつもの半分以上の勉強時間は確保する②多くても週1回
この2つを絶対に守るなら、OK!
原則6時間、調子が良い時はそれ以上。
雑談メインになるのがオチなので、おすすめしません。
どうしてもしたいなら、図書館や塾の自習室などの、喋ってはいけない環境で!
この記事の内容を参考に、有意義な夏休みを過ごしてください!