このように悩んでいる保護者の方は、多いのではないでしょうか?
そのため、塾に行って学校以外にも勉強時間を確保するべきです。
そこでこの記事では「中学生が塾に通い始めるタイミング」について、現役の大手学習塾教室長が詳しく紹介します。
各学年それぞれのタイミングで塾に通い始めるメリットや、タイミング関係なく「塾に通い始めるべき中学生の特徴」についても、詳しくお話しします!
中学1年生から塾に通うと基礎学力が定着する
この理由は、大まかに2つあります。
- 学校以外で授業を受けている
- 塾の先生による習熟度チェック&フォローが頻繁にある
特に「②塾の先生による習熟度チェック&フォローが頻繁にある」が、大きいです。
学校では、学習内容が定着していないと思われても、先生から特にフォローはされません。
しかし、塾に通っていれば「この子ちょっと危ないかも」と思われたその瞬間に、先生からのフォローが入ります。
集団塾とは違って、生徒さん一人ひとりに合った授業を行なっているからです。
そのため、生徒さんの知識の定着率を見て、復習中心にしたり、授業を進めるペースをゆっくりにしたりしますよ!
中学1年生だと、まだ高校受験のことを意識した勉強はできないかもしれません。
しかし、早いうちから、基礎学力を固めておくことは、3年生になって本格的に受験対策を始める上で、大きなアドバンテージになります。
「1年生のうちからちゃんと勉強しておけば良かった…」
このような後悔をしている中学3年生は、毎年大量にいます!
僕も中学3年生になって受験対策を始めたとき、同じ後悔をしました…
中学2年生から塾に通ってもまだ間に合う
中学2年生から塾に通い始めても、どんどん成績を伸すことはできます!
うちの塾にも、中学2年生では英語で40点くらいしか取れなかったけど、3年生になって80点以上を取れるようななった生徒さんがいますよ。
中学2年生は「中だるみの2年生」とも呼ばれており、学校の授業態度や宿題の提出率、テストの点数が露骨に下がってくる頃です。
そんな状況を見て「早く塾に入れないとやばいんじゃないか」と危機感を覚える保護者の方は、多いはずです。
もちろん、中学2年生から塾に通い始めても、成績アップして、志望校の合格を掴み取ることは可能です!
中学2年生は、まだ本格的な受験対策を始める時期ではありません。
この話については、以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方は一緒にチェックしてくださいね。

そのため、受験対策が始まらないうちに塾に入って、少しでも基礎学力を定着させておくことが大切です。
中学3年生から塾に通い始い始めるのは少し遅いかも
中学3年生、特に志望校との実力差が大きい生徒さんについては「どうしてもっと早く塾に来てくれなかったんだ…!」と思うことが、とても多いです。
中学3年生になってから塾に入っても、本格的な受験対策ができる期間は1年もないからです。
・私立単願→およそ8ヶ月(2学期の期末テストの点数で推薦取れるかどうかが決まるため)
・私立一般→およそ9ヶ月
・都立一般→およそ10ヶ月
塾に入ったとしても、1年足らずで「1・2年の復習」「定期テスト対策」「受験対策」の3つを並行して進めるのは難しいです。
そのため、生徒さんにはかなりの努力量を要求することになります。
「塾に通い始めたことで突然”覚醒”して、点数が一気に伸びた」というケースがよくあります。
ポテンシャルはあったのに学校の集団授業だとそれを発揮できず、1対1の個別指導で、一気に解放された、という感じです。
このような生徒さんは、僕も毎年必ず出会います。
ただし「Wもぎ・Vもぎ」などのを模試を受けて、志望校の合格率判定が80%を超えている生徒さんは、3年生から塾に通い始めても問題ありません。
すでに、志望校合格に必要な学力が定着しているからですね。
塾に通うべき中学生の特徴
以下の2つのどちらかに当てはまる場合は、学校の勉強が全然身についておらず、受験に失敗してしまう可能性が高いので、塾の利用を検討しましょう。
学校のテストで平均点が取れない
学校のテストで平均点が取れない中学生は「みんなが理解できていることが理解できていない」ということになります。
そのため、この時期まで見落としてきている基礎知識を身につけるためにも、塾に通うことをおすすめします。
自分がつまずいている店に戻って、1から丁寧に教えてくれるので、学校の授業みたいに「ついていけない」ことが絶対にありません。
学校のテストで平均点が取れないということは、目安として「偏差値が50未満」ということになります。
特に、将来大学への進学を検討している場合は、偏差値50以下の高校に進学すると、大学受験で苦労しやすくなるので、塾に通って基礎学力をアップさせる必要があります。
偏差値50以下の高校に進学すると、偏差値40以下の大学が進学先のボリュームゾーンということですね。
有名な大学の偏差値は以下の通りです。
- 早慶:65〜70
- GMARCH:55〜62.5
- 日東駒専:50〜57.5
これらの大学に進学したい場合は、偏差値55以上の高校は最低でも進学したいところです。
学校の宿題もやらないレベルで勉強習慣がない
普段学校から出されている宿題すら、提出しないレベルで勉強習慣がない中学生は、塾に通うことをおすすめします。
特に個別指導塾の場合は「宿題を提出することを最優先とした」指導を行ってくれる場合があります。
宿題の提出は内申点を確保する上で徹底しなければなりませんからね。
個別指導塾に通うことで、宿題すらできなかった状態から、少しずつ自分で勉強ができるようになります。
塾には”集団塾”と”個別指導塾”の2種類がある
中学生向けの塾は大きく分けて「集団塾」と「個別指導塾」の2種類があります。
それぞれに特徴や向き・不向きがあり、お子さんの性格や学習状況に応じて選ぶことが大切です。
「そもそも塾ってどんな種類があるの?」と疑問を抱く保護者の方に向けて、まずはそれぞれの特徴を解説します。
集団塾は成績が良い子が更に成績を伸ばせる
集団塾とは、学校の授業のように同じ学年・同じレベルの生徒が一斉に授業を受けるスタイルの塾です。
カリキュラムがしっかりしており、定期テスト対策から高校受験対策まで体系的に学べるのが特徴です。
このタイプの塾が向いているのは、ある程度自分で勉強のペースを作れる子や、すでに成績が良い子です。
周りのライバルと切磋琢磨しながら学ぶことで、モチベーションが高まり、より上位の成績を目指せます。
ただし、「ついていけない…」と感じる子にとっては、授業が速すぎたり質問しづらかったりと、ストレスになることも。
自信を持って取り組めるかどうかが選ぶポイントになります。
個別指導塾は勉強ができない子ほど効果的
一方で、個別指導塾は講師が1対1、または1対2〜3人といった少人数で指導するスタイルです。
生徒一人ひとりの理解度や苦手に合わせた学習が可能なため、勉強が苦手な子や学校の授業についていけない子には特に効果的です。
「今さら聞けない」「どこが分からないのかも分からない」という状態でも、個別指導なら丁寧に対応してもらえます。
また、進度や教材も柔軟に調整できるため、学年をさかのぼって復習することも可能です。
中学生になって急に成績が落ちた、家庭での勉強習慣がない、といった場合は、まずは個別指導塾から始めるのが安心です。
中学生の向けのおすすめの学習塾については、こちらの記事で紹介しています。

オンラインの学習サービスもおすすめ
最近では、通塾に代わる選択肢として「オンライン学習サービス」も注目されています。
動画授業や質問対応などを自宅で受けられるため、送迎の手間がかからず、時間の融通も利くのが大きなメリットです。
特に部活や習い事が忙しい中学生にとっては、空き時間を使って効率的に学習を進められる点が魅力です。
また、月額制で料金が明確なサービスも多く、コスト面でも始めやすい傾向にあります。
さらに、最近のオンラインサービスは「AIによる個別最適化」や「LINEで質問し放題」など、従来の塾にはない柔軟なサポートが特徴。
自宅学習の質を高めたい家庭には、非常におすすめできる選択肢です。
オンライン学習サービスならEureka!がおすすめ
数あるオンライン学習サービスの中でも、特に中学生におすすめなのが「Eureka!(ユリーカ)」です。
Eureka!は、「塾に通わなくても、自宅でわかる・聞ける・伸びる」学びを実現する定額制のオンライン学習サポートサービスです。
現役教室長がLINEで直接サポート
最大の特徴は、現役の個別指導塾教室長にLINEで質問し放題という点。
学校の授業や宿題でつまずいたとき、すぐにプロに質問できるため、わからないまま放置することがありません。
特に東京都在住の生徒には、都立高校受験のアドバイスも実施しております。
映像授業+個別対応で、理解が深まる
Eureka!では、質問対応だけでなく、「英語」「数学」「勉強法」などの映像授業も配信しています。
さらに、質問に対する回答もただのテキスト返信ではなく、必要に応じて解説動画で丁寧に説明するため、視覚的な理解もしっかりサポートします。
料金もシンプルで始めやすい
月額7,500円(映像授業の購入者は5,000円)で、質問し放題・動画見放題というシンプルな料金設定。
送迎の手間がなく、深夜24時まで質問対応が可能なため、忙しい家庭や夜型の中学生にもぴったりです。
Eureka!は、「自宅で主体的に学ぶ力」を育てたいご家庭にぴったりの学習パートナーです。
オンラインだからこそできる柔軟なサポートで、お子さんの可能性を最大限に引き出します。
お子さんに最適な学習塾選びを実現しよう
中学生が塾に通い始めるタイミングは、学力や目標によって異なりますが、早めのスタートが学習習慣の定着や苦手克服に効果的です。
集団塾は成績をさらに伸ばしたい子に、個別指導塾は勉強が苦手な子に向いています。また、時間や場所に縛られず学べるオンライン学習サービスも選択肢の一つ。
中でも「Eureka!」は現役塾教室長にLINEで質問し放題のサポートが受けられ、部活や習い事との両立もしやすいのが魅力です。
お子さんに合った学び方を選び、早めの対策で将来の進路を広げましょう。