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中学2年生は都立入試対策を始めるべきじゃない!驚きの理由を解説!

中学2年生は都立入試対策を始めるべきじゃない!驚きの理由を解説!

こんにちは、現役で大手個別指導塾の塾長をしております、大嶋こーすけです。

本日、塾生のお母様からこのようなご質問をいただきました。

 

お母様
お母様
今年(2年生)の夏休みから都立入試対策を始めたいのですが、夏期講習で過去問の対策はしていただけますか?

 

生徒本人もやる気が満々で、塾長としてはとても感激しています。

しかし、中学2年生の段階では、まだ都立入試対策を始めるべきではありません。

 

お母様
お母様
え?都立入試対策は早ければ早いほど良いんじゃないの?

 

中学2年生がまだ都立入試対策を始めるべきではない理由は以下の2つです。

  1. 2年生に都立入試の過去問はまだ解けない
  2. 2年生は復習に集中するべき

それぞれについて詳しく紹介します。

ちなみに、この記事を書いている人はこんな人↓

大嶋こーすけ
大嶋こーすけ
・大手個別指導塾の現役教室長
・都立高校出身
・都立入試のプロ
・300人以上の成績をアップしてきた

中学2年生が都立入試対策を始めるべきではない理由

2年生は都立入試の過去問が解けない

大嶋
大嶋
2年生の段階では、都立入試の過去問に手も足も出ません。

そのため2年生の段階では、まだ過去問練習は始めるべきではないんです。

入試問題は「1年生レベル・2年生レベル・3年生レベル」の問題がそれぞれ別で出題されると考えている方は多いのではないでしょうか?

しかし、その認識は間違っています。

 

都立入試問題は「1年生・2年生・3年生の総合問題」が出題されます。

そのため一部の問題を除き、ほとんどの問題で「3年生レベルの知識」が必要なのです。

 

2年生の夏休みの段階で、都立入試の過去問に挑戦しても、ほとんどの問題に挑戦すらできずに終わります。

お母様
お母様
2年生の夏休みなら半分くらいの問題は解けるんじゃ…?

このように思っていた方も多いかもしれませんが、以上の理由から、2年生の夏休みで都立入試の過去問に挑戦することはおすすめしていません。

2年生は復習に集中するべき

大嶋
大嶋
2年生の夏休みは、とにかく復習に集中するべきです!

 

3年生の夏休み、本格的な受験シーズンに突入すると、多くの生徒が「1・2年生の復習」を始めます。

しかし、ほとんどの生徒が1・2年生の内容を忘れていて、大切な受験生の夏休みを復習に費やしてしまうんです…

 

大嶋
大嶋
理想を言うと、1・2年生の復習はとっとと終わらせて、その内容をもとに本格的な受験対策を始めたいところです。

 

反対に、2年生のうちにしっかりと復習をしておくと、3年生の夏休みになってからスムーズに本格的な受験対策を始められるようになります。

 

お母様
お母様
3年生の自分を楽にさせてあげるためにも、2年生のうちは復習に専念するべきなんですね!

 

その通りです!

受験成功の鍵は「3年生になった段階でどれだけ1・2年生の知識が定着しているか」にかかっています。

そのため、2年生のうちから焦って都立入試の過去問対策をする必要は全くありません。

2年生の夏休みは、とにかくこれまでの内容を完璧にすることを意識した勉強をしましょう。

 

大嶋
大嶋
それに、まだ本格的な受験期に入っていない2年生のうちにたっくさん友達と遊んだり、趣味に没頭したりすることも大切ですよ!

 

2年生の時間の全てを受験勉強に費やしてしまうと、お子さんのストレスも強くなってしまいますからね!

ストレスで勉強が嫌になって受験に失敗してしまうのが、1番避けたい事態ですから。

中学2年生の復習におすすめな参考書

ここでは、中学2年生がこれまでの復習をするのにおすすめな参考書を科目別に紹介します。

何冊も紹介しても、迷ってしまうだけなので、現役塾講師として毎日中学生に授業をしている私が厳選した参考書を、各科目1冊ずつ紹介します。

国語:『システム中学国語 論理入門編』

システム中学国語 論理入門編

これは、僕が中学生だった時に国語の先生に紹介してもらって、成績が爆上がりした参考書です。

それまでの僕は、定期テストで70点前後しか取れませんでした。

しかしこの参考書を熟読するようになってからは、なんと90点台後半を当たり前に取るようになったのです。

大嶋
大嶋
3年生の2学期に99点を取れたのは、今でも強烈に覚えてます。

この参考書では、長文の読み方や解き方、国語の勉強方法を、著者の出口先生と猫のミシェルの会話形式で学べます。

キャラクターが僕たちの疑問を代弁し、出口先生がそれに対して答えてくれるというスタイルなので、国語が苦手だった僕でも、サクサクと読み進められました。

国語が苦手な生徒さんは、必ず読んでほしい1冊です。

『システム中学国語 論理入門編』の購入はこちら

数学:『やさしい中学数学』

『やさしい中学数学』も、先生と生徒の会話形式で中学数学の内容を丁寧に説明してくれる参考書。

生徒が私たちのわからないポイントを代弁してくれるので、わからない部分を残さず先の単元へと進められます。

取り外し可能な別冊問題集も付いています。そのため、学んだ知識をそのまま問題演習で活かせます!

3年分の内容を学べるので、復習が終わったらそのまま予習も始められますよ!

冒頭には、小学校のおさらいパートもあるので、算数から不安がある中学生にもおすすめです。

『やさしい中学数学』の購入はこちら

英語:『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』

『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』は、英語をゼロから学びたい中学生のためにも、英語の学び直しをしたい大人のためにも作られた参考書です。

「英文法?そんなの何も覚えてないよ!」

こう思っている大人でも、ゼロから学び直せる作りになっています。

そのため、どんなに英語が苦手なお子さんでも、ぐんぐん英語への理解を深められますよ。

この参考書は15万部も売れているロングセラー!これまでたくさんの英語学習者を支えてきました!

「英語は1年生の最初からつまずいている…!」

そんな生徒さんには、この参考書が超おすすめです!

『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』の購入はこちら

理科:『10日間完成 中1・2の総復習 理科』

『10日間完成 中1・2の総復習 理科』は、その名の通り2年間の理科の知識を10日という短期間で完成することを目標とした参考書です。

1日分は4ページ。参考書自体も全く分厚くありません。

なので、勉強が苦手なお子さんでも、最後までやり遂げられますよ。

1日分の構成が「基礎の確認」と「実力完成テスト」の二部構成。なので、インプットとアウトプットが両方できます。

知識はインプットするだけでは定着しません。アウトプットして「使える」ようになることで、初めて定着します。

そのため、インプットもアウトプットも1日で両方できるこの参考書は、『良書』と言えますね。

『10日間完成 中1・2の総復習 理科』の購入はこちら

社会:『わからないをわかるにかえる 高校入試 社会』

『わからないをわかるにかえる 高校入試 社会』は、オールカラーと豊富なイラストでわかりやすく説明してくれる参考書。

見開き1ページで左側には解説、右側には問題が掲載されている構成。

解説がわかりやすいのはもちろんのこと、問題も過去問を引用しているので、実践力が鍛えられます。

地理・歴史・公民の全部が学べるので、社会の勉強はこれ1冊で十分!

塾では、指定の教材を配布しなければなりません。

ただ、正直私は『この参考書を生徒さんに配布したい』と思っています笑

それくらい、わかりやすくて勉強のしやすい参考書です。

『わからないをわかるにかえる 高校入試 社会』の購入はこちら

まとめ

今回は「中学2年生が受験対策を始めるべきではない理由」を紹介しました。

紹介した内容をまとめると以下の通りです。

 

中学2年生が受験対策を始めるべきではない理由

◼︎2年生は過去問が解けない
→受験問題には3年間の総合問題が出題されるから

◼︎2年生は復習に集中するべき
→みっちり復習して、3年生の受験勉強をスムーズに始められるようにするべきだから

 

お母様
お母様
2年生は受験対策するべきじゃないって聞いた時はびっくりしました。でも、そんな理由があったんですね…!納得しました!

中学2年生の夏休みは、ぜひ1・2年生の復習に集中してください!

そして、3年生の自分を楽にさせてあげるようにしましょう!