第一志望の高校をどこにするか迷っていませんか?
中学3年生が近づいてくると段々と高校受験を意識するようになってきます。
中学で受験をしたことが無い子に関しては初めての受験となりますので、わからないところも多いかと思います。
そこで一番最初にぶつかる問題が
「どこの高校を第一志望にしようか」
という問題です。
最初から志望校があるのであれば、何も問題ありません。
しかし私の塾講師としての経験上、中学3年生に進級した時点でも志望校が決まっていない人が多いのが現実です。
恐らくその原因として「何を基準に選んだらよいのかわからない」というものが大きいのかと思われます。
そこで今回は、現役の塾の教室長であり、これまで沢山の中学生の進路指導をしてきた私が、志望校決めの基準をご紹介します!
4つの観点からご紹介しておりますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
中学生が志望校を決定するための基準がわかる
結論から申し上げますと…
・公立か私立か
⇨学費や設備が全然違う!
・偏差値や進学実績
⇨大学進学も考えている人は重要!大学附属の高校受験も視野に入れると良いかも。
・家からの距離
⇨遠すぎると通学するだけで疲れてしまうので注意。
・部活
⇨中学と同じ部活をしたい?高校では新しい挑戦をしたい?考えてみよう!
それでは詳しく見ていきましょう。
第一志望の高校の決め方
①公立か私立か
高校を決める際にまず最初に考えるのは「公立にするか私立にするか」です。
私立の方が公立に比べて
-校舎が綺麗
-学習環境が整っている
-部活が強いことが多い
-修学旅行が海外であることが多い
など、様々な公立との違いがあります。
しかし、学費に関しては
-公立:約84万円
-私立:約215万円 (平均)
と、私立の方が2.5倍ほど学費が高いので、
-ご家庭の経済状況に余裕がある
-奨学金を借りる覚悟がある
のような場合に私立の受験を検討しましょう。
とはいえど、公立の高校も十分以上に環境は整っておりますので、ご安心ください。
②偏差値・進学実績
大学進学を検討している人は偏差値や進学実績もとても大切な基準です。
少しでも良い大学に行きたいと思うなら、すこしでも偏差値の高い高校の受験を検討するべきです。
ですが、当然高校受験では、自分の学力の届く範囲でしか合格をすることができません。
・自分の努力でどこまで学力を伸ばすことができそうか
・どのレベルを目標にすればモチベーションを維持して頑張ることができるか
をよく考えて高校を選んでみましょう。
また、私立高校の受験を考えており、かつ大学進学も考えている方に関しては大学付属の高校を受験することも視野に入れて考えてみましょう。
近頃は、特に私立大学の入学難易度が上がってきていると言われており、それに伴って大学附属の高校の人気も上がってきています。
もちろん、私立の高校なので無理にオススメすることはできませんが、私も保護者の方と面談をするときは、選択肢の1つとして提示することがほとんどですね。
③家からの距離
通信制や寮に入る場合を除き、高校は毎日通うものですから、家からあまりにも遠すぎると、通学だけで体力を消耗してしまいます。
家を出る時間が早くなってしまいますし、帰るのも遅くなってしまいますので、やはり高校も家から近いに越したことはありません。
運動部に所属する生徒さんの場合は、朝練があることもあります。
加えて、早起きをするのは生徒さんだけではありません。
お弁当を持って行かせる場合は、お家の方もその文早起きをしなければならなくなってしまいますので、その辺りも注意して考えてみましょう。
なので、志望校を決める際は、自分の住んでいる地域の近くから選ぶというのも大切になってきます。
④部活
「高校では今やってる部活の強いところに入って3年間没頭したい!」
と考えている方は部活の強い学校で絞って考えるのも大切です。
ちなみに、高校の部活の選び方について少しお話をさせていただきますと、私はいつも塾生に
「今やってる部活が少しでも微妙なら、高校では別のことをした方が良いと思うよ」
と、アドバイスをしています。
せっかくの高校生活ですから、中学で「う~ん…」と思いながらやってたものを続けるよりかは、思い切って新しいことに挑戦した方が絶対に楽しいですよ!
私は、中学から継続してソフトテニス部に所属していました。
完全に後悔しているわけではありませんが「別の部活をやっても楽しかったのかなぁ」なんて考えることがよくあります。
最後に
今回は、現役の教室長である私が「オススメの志望校の決め方」をご紹介しました。
今回の内容をまとめると以下の通り
私立の方が学費は2.5倍になるけど、環境が公立と比べて充実。
もちろん、公立の高校も十分に充実していますよ。
大学受験を考えているなら、努力の範囲で届きそうな一番偏差値の高い高校を目指すのがオススメ。
私立高校志望の人は大学付属の高校を選ぶことも視野に入れてみよう。
あまりにも遠い高校を選んでしまうと、通学するだけで疲れてしまうので、できる限り近 い高校を選ぶのがオススメ。
お弁当を持たせる場合は、お家の方も早起きをすることになりますよ笑
部活や習い事でやっていることが強い高校で選ぶのも1つの手。
今やってることが少しでも微妙と思うなら、高校では思い切って違う部活を選んでみるのがオススメ。
高校進学は、長い人生の中でも1つ大切なターニングポイントになります。
こちらの記事の内容を参考にじっくりと考え、自分の納得のいくような受験を迎えていっていただけたらとても嬉しいです。