塾で働いていると、毎年このような質問を頂きます。
中学校では、小学校に比べて勉強のレベルが一気に上がります。
加えて、受験が必須ではなかった中学への進学とは異なり、高校に進学するためには受験が必須です。
中学は小学校の半分の3年間しかありません。
のんびりしていると、あっという間に受験期が到来します。
高校進学でつまずかない為にも、中学1年生の時点から少しずつ勉強のことを意識しないといけません。
そこで今回は、大手個別指導塾・現役教室長の大嶋が、中学1年生が勉強について意識すべきことをご紹介します。
この記事でご紹介することを実践すれば、周りに置いて行かれることはありません。
むしろ、周りを置いて行けるようになります。
- 春から中学1年生に上がる方
- 今中学1年生の
- その保護者の方
皆さんにとって必見の内容です。
小学校の内容は大丈夫?
中学校の3年間で習う内容は、小学校6年間の勉強が土台です。
要は「小学校の内容が不完全だと、中学校の内容は理解できない」ということ。
特に漢字と算数に関しては限りなく完璧にしておきましょう。
理科と社会は、小学校の内容を覚えていなくても、余裕で間に合います。
英語は、中学から始まるものなので、同様に中学校から勉強を頑張って問題ありません。
ただ、漢字と算数については話が別。
ここがガタガタだと、中学校での勉強は壊滅します。
漢字ができないと、中学の文章の読み書きができません。
算数ができないと、中学の数学は全く理解できません。
中学に入ってから「やばい、学校の授業が何もわからない…」となってはいけません。
僧ならないためにも、中学校に上がる前に必ず漢字と算数の復習をしましょう!!
とにかく勉強に対しては真面目であること!
授業はちゃんと受ける
授業はちゃんと受けましょう。
すごく難しいことに聞こえるかもしれませんが、やることは以下のたったの2つです。
①授業中は寝ない
②ノートやプリントはちゃんと取る
めっちゃ簡単なことなんです。
正直中学の勉強は、この2つが徹底できていれば、十分に理解できます。
しかし、それができていない人がすごく多いんです!
私が普段、塾で指導していても
「ノートちゃんと取れてなくて」
「学校で何やってるかわからないです」
という話をしてくれるのは、大抵成績があまり良くない生徒さんです。
授業中もちゃんと起きていて、ノートやプリントも真面目に取っている生徒さんは、基本的に成績が良い傾向にあります。
裏を返すと、授業をちゃんと受けてさえいれば、周りに差をつけることが出来ちゃうってことなんです。
宿題は絶対にやる
宿題は、絶好の復習の機会です。
- 学校でやったことをすぐ復習できる
- 頼まなくても先生が採点してくれる
こう考えると、宿題ってとてもありがたい存在なんです。
もしわからないところがあっても、出来る限り自分で調べて可能な限り取り組みましょう。
答えの丸写しだけは、絶対にやってはいけません。
もちろん理想を言えば、宿題以外にも復習をするのが、良い成績を取りやすいです。
しかし現実的に考えて、部活や友達との時間のことも考えれば、そんな余裕はありません。
しかし、中学生は「真面目にやるのは恥ずかしい」なんて考えてしまう年頃。
もしお子さんが真面目に勉強していなくても、決して怒鳴ってはいけません。
「真面目に勉強してる奴はめちゃくちゃかっこいいぞ」と、真剣に話してあげてください。
「1日8時間勉強しなさい!!」
なんて酷いことを言っているわけではありません。
学校の授業をちゃんと受けて、宿題もちゃんとやるだけです。
明日から実践してみましょう!
復習は時間に余裕があったら!
復習は宿題だけで十分。
中学からは部活が始まり、毎日夜遅くまで活動がある場合もあるでしょう。
それに加えて毎日復習を徹底すると、疲れてしまいます。
そのため、復習は余裕があればする、という感じでOK。
それでも、授業をちゃんと受けて宿題を真面目にやって、試験前にがっつり勉強することで、常に学年ではトップクラスの成績をキープしてました。
予習はしなくても大丈夫
中学1年生に限らず、中学生の間は予習をしなくてもOK。
次の授業で扱う内容に不安がある場合はしても良いですが、基本的には予習はなくて良いです。
その理由は「中学校レベルだと、予習をしなくても授業を聞くだけで十分に理解できる」から。
予習の時間があるなら、復習しましょう!
最後に
今回は、中学生やその保護者の方に向けて「中学1年生が勉強について意識すべきこと」を紹介しました。
今回私が紹介したことは、実は「できて当たり前のこと」ばかり。
そんな当たり前のことを意識するだけで、勉強の面においては充実した中学生活を送れます。
勉強を大切にすることはこれからの進路や将来に直結します。
頑張れば頑張るほど、あなたを良い進路へと導いてくれるはずです。
と後悔しないように、この記事の内容を実践してみてくださいね。