塾って絶対に行かせなければならないのでしょうか…?
中学生になると、テストのたびに成績の”順位”がわかるようになります。
小学生までは”もうすこし” ”できる” ”よくできる”の3段階でしか評価されてこなかったのが、中学校では具体的に数値化され、少なからず焦りを覚える保護者の方もいらっしゃるでしょう。
塾に行かせるべき…?
そう思う方も多いと思います。
しかし、塾に通わせようにも月々の授業料がかかりますし、そう簡単に決断を下せるものでもありません。
そこで今回は、現役の教室長としてこれまで多くの生徒さんを見てきた私、大嶋が、「中学生は塾に行く必要があるのか?」というテーマでお話をします。
このような悩みを抱えている方、必見です。
この記事を読んで、後悔の無いように是非じっくりご検討ください。
記事を読んでわかることは以下の通りです。
①塾に通うべきな中学生の特徴がわかる
②塾に通わなくても頑張れる中学生の特徴がわかる
③自分の子どもは塾に入れるべきなのかを考える基準がわかる
まず最初に知っておいていただきたいこと
成績が伸びるか否かは、その塾が「良い塾」なのか「悪い塾」なのかに起因するとお考えでは無いでしょうか。
こちらの2つのメールをご覧ください。
A「子供も塾に通うのが楽しいと言っており、少しずつ成績も伸びてきたので安心しております。」
B「こちらの塾に通わせてから半年経ちましたが、成績が全然伸びないので辞めようかと思っています。」
Aは「成績が伸びて良かった」という内容。
一方Bは「成績が伸びないから辞める」という内容。
Aのメールが送られる塾とBのメールが送られる塾、どちらが良い塾だと思いますか?
これ、答えは「わからない」なんです。
なんでだと思いますか?
実はこのメッセージ、どちらも私が現在働いている塾で頂いたものなんです(もちろん内容は少し変えています)。
ここで私が伝えたいことは
「良い塾・悪い塾なんて無い!」
ってことなんです。
もちろん「全然教えてくれない」とか「仕事が適当」みたいな「そもそも塾と呼んではいけないような」塾に関しては例外ですよ。
その塾が良い塾だったかどうかに関しては、そこに通った生徒さんやその保護者の方それぞれによって変わってくるのです。
その塾で働いている教室長や講師との相性というものもかなり関係してきますからね。
「この塾は良い塾!この塾は悪い塾!」なんて一概にいうことは出来ないんですね。
まずは、この点を覚えて頂きたいです。
そのうえで「塾に行く必要があるかどうか」のお話をしてまいります。
正直、塾って行く必要あるの…?
さて、やっと本題です笑
結論から申し上げます。
正直、中学生は塾に行く必要があるのか…
ここでは塾に行く必要のない生徒さんの特徴という観点からお話をします。
①頭は良いけど、偏差値70近い高校を狙っていない子
②やる気が無く、学校の授業をしっかりと受けていない子
上記に該当する生徒さんに関しては、正直塾に行く必要はないと思っています。
それでは詳しく見ていきましょう!
①頭は良いけど偏差値70近い高校を狙っていない子
「頭が良くて、学校の学年順位も上位10%にはいるんだけど、特別偏差値の高い高校を狙っているわけではない」
そのような生徒さんは、正直塾に通う必要は無いかなと思います。
実際、保護者の方も
という方がとても多いです。
断言します。全然不安になる必要はありませんよ!
その理由は以下の通り。
・自分の中で勉強の仕方がある程度確立している(既に成績が良いのはそれが理由であることが殆ど)
・目標が特別高いわけではないので、学校の授業と自分の勉強だけで目標に到達することができる
私が運営している塾にも、そのような生徒さんが来ることがあります。
志望校の過去問を解かせてみても、目標点数にすぐに到達してしまいそうで
「正直、うちにいなくてもそのまま自分で勉強していけば受かるとおもうんだよなぁ…」
と、思うこともしばしば。
もちろん授業料を払っていただいているので、できる限りの努力はもちろん尽くします。
でも正直、自分の勉強だけで受かっちゃうよなぁと思ってしまうのも事実ですね。
大体そのような生徒さんは勉強の仕方を自分なりに確立していることが殆どです。
なので、もしわからない問題にぶつかったとしても、学校の先生や頭の良い友達に聞くだけで、どんどん成長することができます。
なので「頭は良いけど偏差値70近い学校を狙っていない子」は塾に行く必要が無いと思っております。
②やる気が全くない・学校の授業をまともに受けていない子
というような生徒さんも結構いらっしゃいます。
そのような生徒さんも、正直なところ、塾に通わせる意味が無いかと思います。
まずは学校の授業をちゃんと受けてもらうところからですからね…
学校の授業をちゃんと受けていないようでは、塾に行っても先生の言ってることが何にもわからず意味がありません。
とにかくまずは学校の授業が最優先!
そのうえで、お子さんに「もっと成績を伸ばしたい」という意欲があるのであれば、塾の利用を検討しましょう。
まずはとにかく最優先で学校の授業をしっかりと受けるようにしましょう!
塾はそれにプラスして成果を出せるようにするための環境だと思ってくださいね!
最後に
今回は、某大手学習塾の現役教室長である大嶋が「正直、中学生が塾って行く必要があるのか?」というテーマでお話をしました。
今回の内容をまとめると以下の通り。
①勉強の仕方に困っておらず、偏差値70近い高校を狙っていない子
→自分の勉強の仕方をある程度確立していることが殆どなので、学校の授業と自習だけで目 標に到達することができる。
②やる気が全くない・学校の授業をまともに受けていない子
→まずはとにかく学校の授業をしっかりと受けるのが最優先。そのうえで、授業の内容や自分の勉強方法がわからなくなったら入塾を検討してみましょう。
今の状態で塾に行っても意味があるのか、お子さんと真面目に話し合ってから、ぜひ入塾の方を検討してみてください。
当ブログでは、この記事のように勉強の仕方に関する記事を投稿しておりますので、もしよろしければ他の記事の方も読んでいっていただけたらとても嬉しいです。