この質問、生徒からも保護者の方からも必ずされます。
確かに、都立入試の過去問を使った勉強はいつから始めるべきなのか、わかりませんよね。
「どうして10月以降なの?」
「具体的にはどうやって過去問を使うべきなの?」
と思った人も多いかもしれません。
そこでこの記事では『都立入試の過去問を使い始めるべきタイミングと具体的な使い方』について、現役の塾長が解説します!
都立入試の過去問は10月以降に使い始めよう
上記でも紹介した通り、都立入試の過去問を使った勉強は、10月になってから始めるべきです。
このように思った子も多いかもしれません。
そこで、ここではなぜ10月になってから、過去問を使った勉強をすべきなのか、解説します。
なぜ10月以降なのか
夏休み中ではなく、10月以降に過去問を使い始めるべき理由は「それ以前に過去問を解こうとしても解けないから」です。
当然ですが、都立入試は、中学3年分の総合問題が出題されます。
そのため、3年分の勉強が完了していないと、全ての問題を解ききれません。
「過去問対策の時間を十分に確保でき、かつ最低限過去問が解ける程度に学習が進んでいる時期」
それが「3年の10月以降」なのです。
具体的には「2学期の中間テストが終わったタイミング」ですね。
なので、10月から入試本番の2月末の約5ヶ月間、全力で過去問練習に取り組みましょう。
都立入試の過去問を使った勉強をする前にすべきこと
それは30%くらい正解で70%くらい間違いです。
それじゃあ、過去問を使った勉強をする前に、一体何をするべきなのか…
ズバリ【入試本番で必要な得点の計算】です!
点数が高いほど良い学校のテストとは違って、都立入試は【志望校に合格できる程度】の点数が取れればそれでOK。
そのため「自分は入試本番で何点取るべきなのか」を最初に計算し、その点数を最終目標として、勉強をすることをおすすめしています。
以下では、君が都立入試で取るべき点数の計算方法を紹介します。
入試本番で取るべき点数の計算方法
その300点分の点数を、君の65点満点の換算内申から計算するんだよ。
これが「換算内申を得点に計算した点数」だね!
換算内申から入試の300点の点数を計算する方法は、以下の図の通りだよ。
でもこれを計算すれば、換算内申から入試の得点を計算できるんだね!
あとは、その点数を目標点数から引けば、必要な点数がわかるよ!
この数字をさっきの計算式に当てはめると…240点だ!
入試本番では「780−240=540点」必要ということだね!
あれ?入試本番は500点満点のはずなのに、500点を超えちゃったよ?ということは、私は絶対に受からないのかな…涙
電卓で計算する場合は、5で割って、7をかければOK!
だから、君が入試本番で必要な点数は、約386点だね!
なるほど…ということは、私は本番で全科目80点くらい取ることを目標にして勉強すれば良いってことかな?
自分が何点取るべきなのか明確になって、勉強しやすくなったでしょ?
超効果的な都立入試の過去問の使い方
上記の方法で、自分の目標点数がわかったら、その得点を取れるように過去問演習を繰り返しましょう。
そんな君のために、ここでは「超効果的な都立入試の過去問を使った勉強方法」を紹介します。
とは言っても、意識すべきことはたったの2点。サクッと確認していきましょう。
必ず時間を測る
まず、過去問演習をするときは、必ず時間を測りましょう。
50分のタイマーをセットして、問題を解くことをおすすめします。
「50分」という時間がどれくらいの長さなのかを、身体に刻み込むことも大きな目的です。
加えて、タイマーをセットした方が、緊張感を持って過去問に取り組めるのもメリットです。
問題演習よりも解き直しに時間をかける
過去問演習には「現時点での自分の得点がわかる」「都立入試の問題傾向がわかる」など、メリットがあります。
しかし、実は他にも過去問演習にはメリットが隠されています。
それは「自分がわからない問題を徹底的に潰せる」こと。
そのため過去問演習のときは、問題を解くことよりも、間違えた問題の解説チェックや解き直しに時間を使って欲しいんです。
で満足するのではなくて、間違えた問題の解説を徹底的に読みこみましょう。
「一度間違えた問題は、二度と間違えない。」
この意識を強く持って、過去問演習に臨めば、少しずつ取れる点数が高くなっていくでしょう。
過去問を制する者は都立入試を制する!
この記事では『都立入試の過去問の最強の使い方』を紹介しました。
都立入試の過去問演習では、以下の3つを意識することが大切です。
- 目標点数を明らかにする
- 50分をタイマー測って過去問を解く
- 問題を解くことよりも、解説のチェックや解き直しに時間をかける
このポイントを意識して過去問を使えば、着実に点数がアップし、必ず志望校合格を掴み取れます🔥
このサイトでは、他にも中学生向けの勉強方法に関する記事を紹介しています。
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